スペイン・マドリード中心部にある高層ビルで火災が発生し、一部で崩落も
発生したとか。
幸い週末でオフィスに人がいなかったために、大惨事は免れた模様で、
原因は電気配線などのショートではないかと推測されています。
と、ここまで聞いてピンと来た方は30代後半以上の方でしょうね。
そうです、これはまさに『
タワーリング・インフェルノ』。
私も1975年の劇場公開時に従姉に連れて行ってもらいましたが、その
迫力に圧倒されたものです。当時はパニック映画が流行っていましたが、
そのピークと言えるのがこの映画でした。
ポール・ニューマンとスティーブ・マックィーンの2大スターの競演をはじめと
する豪華キャストも売り物で、特に印象深かった名優フレッド・アステアは
オスカー(助演男優賞)も獲得しています。もちろん、あの時代ですので、
CG無しで迫力満点の、あの映像は凄い!でも派手なアクションの裏で進行
する、それぞれの人間模様こそが一番の見物なんですけどね。
面白いエピソードとして、配給会社が2大スターをポスターに、どう並べるか
で困った挙句、左右方向ではマックィーンが上、上下方向ではニューマンが
上という、どちらとも判別付かないように配慮されたという逸話があります。
この映画でも発火原因は、確か配電盤のショートでしたよね。こちらは135階
という超高層ビルの設定なので、それはもう凄いスケールだったんですよ。
ちなみに今回のマドリッドのビルは32階だそうで、奇しくもタワーリング・
インフェルノ全米公開の前年に完成しています。
あれから今年で30年なんですねぇ...