CDショップでしっかり試聴させてもらったので、久しぶりに
ベビーフェイスの
新作をゲットしてみました。かつてのベビーフェイス節が全開で、かなりイイ
と薦めてくれただけあって安心して聴ける内容でした。
彼は80年代前半にはディールというソーラーレーベル(シャラマーなどで有名)
の大型セルフコンテインド(ボーカル&インスツルメンタル)グループの一員で、
その頃は特別に目立っていた存在でもなかった記憶がありますが、86年に
ソロデビューしてから次第に頭角を現して、90年代に入ってからはボーイズ・
トゥ・メン、ホイットニー・ヒューストン、TLC(彼の初めて手掛けたHIPHOP
アーティスト)など、手がける作品全てが大ヒットといった超大物プロデューサー
へと変貌を遂げました。
ここで、彼の絶頂期だった頃の懐かしいエディ・マーフィ「ブーメラン」のトニ・
ブラクストンとのデュエットがみられます。ニュージャック・スイングなノリが
当時を思い出させてくれますねぇ。
今度のアルバムは原点回帰といった姿勢がうかがえ、彼が自然体で作った
納得の出来なんじゃないかと思います。あまりにスローで甘い曲ばかりだと
私も聴かないのですが、これはそのあたりバランスがうまく取れているので、
特に、これからの季節に向けて美メロ好きな方には是非オススメしておきます。
もっぱら美メロ専門のイメージが定着してしまった彼ですが、ディールの初期
の頃までは結構ファンキーだったんですよ。ベビーフェイスという愛称も、かの
ブーティ・コリンズ(Pファンクの帝王)が名付け親だと言われていますからねぇ。
でも、ひとつ残念だったのはコピーコントロールCDだったことで、裏にFBIの
マークが付いてて何かそれっぽいことが書いてあるけど、知らずに買ったので
ちょっとショック!メディアプレーヤーでは再生できなかった.....
今どきi-podにも移せないとはねぇ。